魚唇（ユイチェン）とは？

ひれと鮫の胴体をつなぎとめている極めて柔軟な部分、それが魚唇（ユイチェン）です。いわば、ふかひれの「えんがわ」であるこの部位は、まったり且つふるふるとした食感が特徴。
とろりとした舌触りは、豊富に含まれるゼラチン質のしわざで、ふかひれ尾びれよりもコラーゲンが多く含まれています。 面白いのは、肉の脂身のような色合いととろみを持ちつつも、脂肪分はゼロ。まるで煮込んだスッポンのエンペラーやなまこ、 くずきりのように、ふるふるでとろとろ、数ある食材の中でも究極の滑らかさ。

アレンジ色々楽しめる！

魚唇の質感は、紅焼スープや、酸っぱくて辛い酸辣（サンラー）味など、重厚な味付けや、パンチの効いた味付と相性抜群。鍋物の具にしたり、カレーに入れるのもお勧めです。

簡単！魚唇の紅焼煮込みの作り方

ふかひれ煮込み用スープ、紅焼醤（ホンシャオジャン）で5分煮込むだけ！
■材料
魚唇…100g / 生姜…1片 / 葱（青い部分）…5cm
■調味料
紅焼醤（ホンシャオジャン）…1袋 / 紹興酒…小さじ1
作り方
1. 鍋にお湯を沸かし、解凍した魚唇、葱、生姜、紹興酒を入れ、10分ほど炊きます。
2. 魚唇のみ取り出し、紅焼醤（ホンシャオジャン）と、魚唇を鍋に入れて5分間煮込めば出来上がり。
※最後に葱油を少々加えると、風味豊かに仕上がります。

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